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2011年6月27日月曜日

「台風がやってきた」展 in 台湾 でみた、高雄の大規模土砂災害の映像

台湾の高雄に来ています。
「台風がやってきた」in 台湾 の訪問団に参加してます。

日本の各地の科学館でもこれまで展示されてきた、「台風がやってきた」展は、
水、光、気圧、コリオリ力、風、熱などの、台風に関係する現象を、
実演装置を使ってみせるもの。
大人でも「私にもやらせてッ」と言いたくなるほど、けっこうすごい装置群です。

suiteki

降ってくる雨粒を擬似的に見せる装置では、
コンパクトデジカメのマクロモードで、
あんパン型の水滴が簡単に撮れました。

これから、台湾全土3カ所を巡回するそうですが、
スタートは、高雄の台湾国立科学工芸博物館です。

ここ高雄は2009年8月に、山間部の小林村で台風8号による大規模な土砂災害があった所。
山が崩れて、4つの村を飲み込みました。
通訳さんによると、犠牲者500人がいまだに土砂の中だそうです。

「After the Storm」というコーナーで流された映像は、
災害発生直後に、水没し、土砂に埋まった町の中で、
人々が助け合って生きる姿。
あまりにも東日本大震災の光景と重なって見えました。

1 件のコメント:

  1. 東北行ってるのかと思ったら、今度は台湾ですか!
    各地で活躍されてますね。
    台湾では、以前に大地震があったことは覚えていますが、こんな大きな台風被害があったことは知りませんでした。

    私(匿名ですが、同音異義語にうるさいです)も、被災地でボランティアをしてきましたが、自然災害の恐ろしさを、"現実感をもって" 感じました。
    カンタンな作業でしたが、行かなければ分からない匂いを感じましたし、行かなければ、「わざわざ来てくれて嬉しい。復興して牡蠣が育ったらまた来て。」と言ってくれたおばちゃんの笑顔で、こちらが励まされることもありませんでした。

    震災直後の生々しい時から被災地に行っているkatayoriさんのtweetも、ボランティア活動のきっかけの一つです。
    お礼申し上げるとともに、今後の活躍にも期待してます。

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